藤本家のわらいは、
　　共に口をそろえると書く「哄う」と云う字で表現されます。
　　相棒の中林遍路と共に腹を抱えて
　　辺りかまわず笑い転げるわらいが哄うと云う字のわらいです。・・・
　　いちばん健康的な笑いです。

　　フフ！辺りかまわず・・
　　じゃーなくて辺りをはばかってチョット西に向いてわらうのが
　　哂うと云う字です。
　　・・・ホホをふくらませ目を細めて思わず吹き出すわらいです。

　　ゲラゲラ相手を見下してわらうのがこの字の嗤いです。
　　嘲笑する嗤いがこの字です。
　　嘲の字もわらうと読みます。
　　この字だけは何としても避けなければいけないわらいと一歩は　　思っています。

　　・・・で最後が、
　　差しさわりの無いStandardな笑いの時には笑うと云う字を使い　　ます。
　　云ってみれば意のない笑いです。

　　考えてみると笑いには意などないはずなんですが、
　　文明が進み知識が先行すると
　　わらいにさえ意を持たせるから複雑になるんです。

　　本来、赤ちゃんでさえ産(うぶ)笑いをしますので、
　　笑うことは人間の持って生まれた本能なんです。
　　寝ながら無意識に笑うあの産笑いを見ると
　　だれだって目を細めない人はいないと思うのです。
　　産笑いはどの字を当てればいいんでしょう！
　　キット　赤ちゃんの眠りを妨げないように
　　はばかって笑うところを見れば
　　この哂うがいいように思うのですがどうでしょう。

先日、国会の予算審議のテレビ中継を見ました。
選ばれた私たちの代表であったはずの先生方のヤジとあの嗤いは一体何なんでしょう！

思わずテレビを切ってしまいました。

良識の府と云っている先生方は
忙しくて赤ちゃんの産笑いなどとっくにお忘れになっているんではないかと思うんです。

どうでしょう！
議事堂にかわいい赤ちゃんの産笑いの写真を掲げて
人間の本能であるはずの良識の府を甦らして頂きたいと思うのです。

広島県知事は湯崎英彦さんです。
昨年の１０月に湯崎知事は育児休暇を取りました。
知事になられてから子供が出来た若い知事です。

育児休暇と云っても終日ではなく時間休暇だったそうですが、
湯崎知事なら永田町で暮らす先生方のような！
下品な嗤いはしないはずです。

湯崎さんが一歩の住んでいる広島県知事で良かった。
久々に広島の誇れる知事なんです。