太龍寺の下の   龍山荘を団体遍路の皆様と同じように７時に出発する。
そこから走ること
　２２番-平等寺
　２３番-薬王寺
　番外-鯖大師
　番外-東洋大師
　番外-御蔵堂
　２４番-最御崎寺
　２５番-津照寺
　２６番-金剛頂寺
　２７番-神峯寺
　神峯神社
　花茶房
　岩崎弥太郎記念館
　野良時計
　安芸市伊尾木の花茶房にて房舎施の接待に与（あず）かる。

そうそう、思い出したが薬王寺の次には、
瀬間さんも野上さんも一心も泊まったと云う牟岐町中村の民宿「あずま」に立ち寄って想い出話に盛り上がる。

本当はこんなに走ってはいけないんです。
春の交通安全週間ですから！

でもねェー！
仏師見習いの野上さんの願いで
２７番-神峰寺では、私たちの先達である谷村延峰仏師の彫った９体の仏像を、
本堂・大師堂の鍵を開けていただいて目の当たりにすることが出来た。

野上さんの父親も、一歩の父と同じように先の大戦で
国に尊い命をささげられた英雄なんです。

この御霊（みたま）に皆で声を張り上げて般若心経を唱える。

この読経に、谷村のお爺ちゃんがひょっこり現れて、
「オー！元気で周って来たか」と声をかけてくれたのか
・・・そんな気がした。

でも１２年の時の流れは、１０年ひと昔と云うけれども、
それ以上の変わりように驚いてしまう。

延峰仏師の彫った仏像は、１２年前と何一つ変わらなかったが、
神峯寺では庫裏も建て替えられ、
庫裏の前にあった大きな樟（くす）の木もなくなっていたし、
お寺の周りのうっそうとした木々は切り倒されて、
境内から安田の町が見渡せるようになったいた。

無常とは、
いっときも留まることなく未来へ時を進めることだとは、分かっていても、
なんだかさみしいような気もした。

一心が横から
「それは歳をとったと云うことょ」と云ってくれたが、
鬢（びん）も白くなり顔の面積だけが広くなったこと以外は、なんら進歩もなかったし、
ぼんやりとムダに時を過ごしたことを
反省せざるを得なかった。　アーア！

どんなに嘆こうとも反省しようとも、
過ぎ去った時は取り戻せないし
過去を生きることも出来ないんですから、
アーア！である。

でも、安芸市伊尾木で接待を頂いた花茶房の川島さんの法話は
良かったなー・・・！・・・！

その話はこの次に